ティーカッププードルについて

ここ数年、ティーカッププードルという犬種がとても人気ですが、実はこのティーカッププードルという名称は正式な犬種名ではなく、販売上のいわば商品名なのです。 ジャパンケネルクラブという犬の血統書を発行する機関の2008年の発表によると「犬種」にはそれぞれ健全さなどを考慮し、理想的な姿を記した犬種標準があり、その一つとしてサイズが定められているとした上でプードルをスタンダードプードル、ミディアムプードル、ミニチュアプードル、トイプードルの4種に分類しています。

正式な犬種名ではないティーカッププードルがこのように広まっているのはその飼いやすさや可愛らしさ、物珍しさから小さい子犬が流行し、小さい子犬を求める人が増えたためと言えるでしょう。 その人気ゆえに小さいトイプードルが希少価値のある犬種とされ、ティーカッププードルと名付けられたのです。 ところでこのティーカップという名前、なぜそうなったかご存知でしょうか。

実はこの命名が問題なのです。血統書上トイプードルは犬種名ではプードルと表記され、トイプードルかミニチュアプードルかを見分けるには、登録番号の始まりを見ますが、ここが「PT」であればPoodle Toy、トイプードルです。 ティーカッププードルは小さいトイプードルなので、血統書上は「PT」となります。 つまり、本当はトイプードルでありながらあたかも血統書付きのティーカッププードルのように装って販売するためPoodleTeacup と名付けたのです。

このような悪質な業者によって生み出されたティーカッププードルはその成長にも様々な問題があると言われています。 元々未熟児や奇形児であったり、抵抗力が弱く病気がちで短命な場合もありますが、その多くが外からは分かりにくい潜在的な問題であることが現状です。

しかし、例え成長に問題があっても一度家族の一員として迎え入れたのなら必ず最後まで愛情を持って育ててあげて下さいね。